なぜ天皇は人間宣言を出したのか?

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人間宣言の文面を最初に作成し、天皇に出させたのは、GHQ(連合国軍総司令部)の民間情報教育局のダイク氏。GHQは戦前の日本を、天皇崇拝と軍国主義が一体となった狂信的軍事国家だと考えていた。
つまり天皇という神の存在が、日本人が戦争をしたり、特攻隊のような戦い方をすることを可能にしたと分析した。GHQは日本に二度と同じようなことをさせないように、天皇(神道)が日本の政治に影響を及ぼさないようにしたかった。だが神道とは宗教であり、宗教は個人の信仰の問題なので、いくらGHQが「天皇は神ではない」と信じよと日本人に命じても日本人がそれを信じなければ意味がなかった。そこで天皇本人に言わせようということになった。

もう一つ、天皇の存在が日本の統治に不可欠だと考えていたGHQの思惑としては、当時数ヶ月後に控えていた東京裁判(極東軍事裁判)で天皇が戦争犯罪人として起訴される可能性を減らしたかった。ゆえに昭和天皇を「戦争の象徴」という戦前・戦中のイメージから「平和と民主主義の象徴」へと変化させることで、昭和天皇を裁判から守り、新体制の占領政策へ活かすことになった。

引用元:日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか 矢部宏治

疑問
Q第二次世界大戦終了後、はじめ完全な従属関係でスタートしたアメリカを中心としたGHQの日本統治は、
いつから日本に独立国として独自に国益を追求することを認める(許した)のか?
表向きには1951年のサンフランシスコ平和条約以後。でも実質的には「日米地位協定」などの取り決めを通して、様々な政策に影響力を行使し続けているみたい。
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by healthykouta | 2016-03-15 20:55 | 読書 | Comments(0)