知られざる京都ボンヤリてんぷる 5選

アフリカのピグミーたちは、「急ぐことは、死につながり、ゆるやかに進むことは、生を豊かにする」

と、信じているらしいが、全くその通りだ。(水木しげる)



京の見所は春の桜、紅葉の秋のみにあらず。都の名所は金銀清水嵐山のみにあらじ。草鞋を脱いで中に入れば、畳敷きの広い部屋があり、縁側越しに庭園を眺めることができる。そういうお寺は数多くあるけど、格別にボンヤビリティの高い場所が京都にはありました。敬虔な仏教徒ではなくてもそこに座るだけで自然とATフィールドが解けてしまうのです。即身成仏はどだい無理だけど、なんだかはんなり涅槃にいるような気がしてきます。京都駅や四条のとんでもない人の多さとはうって変わって、そこだけピンと張りつめた空気。メジャーどころではないため、観光客はそこまで多くないけど、ボンヤリストは今日もこっそり参集しておるのです。以下ではそんなおきにいりの場所を5つご紹介します。写真は実物の雰囲気には及ばないので載せていません。



・園通寺の方丈

拝観料500円 抹茶は別料金

「借景」について学べる。木の幹がちょうど額縁のようになっていて美しい比叡山を見ることができる。鳥越俊太郎が学生時代ここで数時間ボンヤリしまくったらしい。この場所を選んだ後水尾天皇の美意識すげえってなります。


・高山寺の石水院

拝観料500円 抹茶は別料金

「あかあかやあかあかあかやあかあかやあかあかあかやあかあかや月」でお馴染みの明恵上人が過ごした場所。澄んだ空気と絶景。鳥獣人物戯画があった(本物はだいたい博物館に出張している)。日本初とされるお茶畑も。近くには空海が長いこと過ごした神護寺もある。市内からちょっと遠い山の中にあるが、かなりボンヤリできる。


・正伝寺

拝観料300円。とてもとても静かでボンヤビリティは高い。血の床が天井にある。


・無鄰菴

拝観料300円 抹茶は別料金

山形有朋の別荘。赤い松があって雪の積もった姿はとても綺麗。でも年中いついっても面白い。庭園の意匠について親切な解説がある。近くには動物園や南禅寺があり。伊藤博文らが日露戦争を決断したときの部屋がある。


・詩仙堂

拝観料500

こじんまりとしたしかし充実した空間。いろんな種類の植物が色めく春か秋がベストかも。獅子脅しの規則的な音が響く。


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by healthykouta | 2017-05-14 12:03 | 幸福論 | Comments(0)